思考の補助線

徒然なるままに、思ったことを書き留めます。

思い出は、写真になる3秒くらい前からもう始まっている「HiChee」

毎週出会った「アイデアの種」トップ3を、

自分なりに深堀りして書き留めます。

 

今週の第3位は、

3, 2, 1, パシャ!で写真を動画とともに残すカメラアプリ

「HiChee」です。

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http://hichee.kayac.com/

 

このアプリを見たとき、真っ先にいいと思ったのは、

決め顔が"キマル"までの、人の滑稽で愛らしい部分が残せるのが素敵だなぁ、

と思ったからでした。

 


Super Awkward Montage Of People Thinking They ...

 

この動画は、「ハイチーズ!」までの間、

静止して決め顔をし続ける人たちを滑稽な音楽とともにつないだ動画ですが、

 

人間のかわいさ、愛らしさが凝縮されている気がします。

 

そして映像を撮られた人は、この先何年経っても、

この動画を見返したときには一瞬で、当時にタイムスリップできる。

 

魅力的な切り口だなぁ、と思っていて、だからこそ、

サービスに昇華したときにはどうなるのかが気になっていました。

 

 

「HiChee」では、そうした要素が、

とてもうまくサービスに盛り込まれているように思います。

 

スマホを構えたまま"相手がキマるのを待ってから"撮る、という

普遍的な撮影行為の中に潜むチャンスの発見。

 

"カメラの構えっぱなし時間"を"撮影時間"に変えてしまう、

という新しい価値の発掘。

 

ゆえに、アプリ利用にあたって、

何も新しい行動は要求されないという利用ハードルの低さ。

"動画アプリ"ではなく、あくまで"写真アプリ"であるところに

精神的なハードルの低さもある気がします。

 

 

そして収められた動画と写真には

 

女友達の必死に決め顔をつくり続ける滑稽さとか、

男同士の「いえー!いえー!」「押すなよ」という掛け合いとか、

集合写真の「ハイ3, 2, 1!」という合唱とか、

 

そんな、「なんでこんなとこ撮ってんのー!」と怒って笑って恥ずかしくなる、

ひとの愛らしさそのものが映っている。

 

動画に収めているのは撮影者だけが知っているから

「こっそり撮ってやろう」とほくそ笑む、その企て心がまた撮影を促す。

 

そしてこの先、何年も経ってからふと動画を見返したとき、

一瞬で流れ出す当時の時間。体温。

 

写真にしていたら残るはずのなかった、

写真に収まらずにこぼれてしまうはずだった、大切な思い出たち。

 

思い出は、写真になる3秒くらい前からもう、始まっているから。

 

そんな想いが込められているような、

素敵なカメラアプリだと思いました。

 

 

ただ、こういうアプリをみててつい思ってしまうのが、

「いつまで使われ続けるのだろう」ということ。

 

僕があまりアプリを利用しない、ということもあるかと思いますが、

大きくジャンル分けして、

 

・デフォルト機能+α機能系(instagram、LINE等)

・超便利系(クックパッド、Shazam等)

SNS系(TwitterFacebook、Pinterest等)

(・ゲーム系)

 

以外のアプリは、まず使い続けない。

 

HONDAのRoadMovies等の

「デフォルト(動画撮影)から派生したα機能のみ」系アプリは多いですが、

飽きてしまったらもう使わない気がしてしまいます。

そして3ヶ月もすれば飽きるだろう、とも思ってしまいます。

(RoadMoviesは使われ続けているアプリかもしれませんが。)

 

 

「HiChee」は、どうなんでしょう?

あくまでα機能のみなので、いずれ飽きられてしまうのでしょうか?

 

それとも、デフォルトの写真アプリのような

"普通の写真&動画機能"に近づける機能をあえて足すことで、

「どうせだったらデフォルトアプリ立ち上げるよりHiChee」というような

思考停止に近い状態で普段使いを習慣づける方法もあるのでしょうか?

 

はたまた、「Vine超短時間動画アプリ+α機能系」として、

海外で火がつくこともあるのでしょうか?

 

 

注目したいと思います。