思考の補助線

徒然なるままに、思ったことを書き留めます。

人に染み付いた原体験を刺激し、誘い、拡張する「Cave aux Bulles (Bubbles' Cellar)」

また少しずつ、

好きなアイデアの考察を始めたいと思います。

 

今回は、

”息を吹き込むことで幻想的なシャボン玉が映し出される"

「Cave aux Bulles (Bubbles' Cellar)」というアート作品を。

 

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Cave aux Bulles (Bubbles' Cellar) on Vimeo

 

この作品は、

シャボン玉のあの"穴"が台に設置されていて

そこに息を吹き込むとそれをセンサーが感知し、

壁いっぱいに影の幻想的なシャボン玉が映し出されるというもの。

 

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目の前に、小さな"穴"が立ててある。

それを見ると人は、昔シャボン玉を吹いた時を思い返すように

誰に何も言われなくても、”息を吹きかけたくなる”。

 

そういう人の原体験を刺激するこのデザインは、

人の行動を誘発する強い力を秘めていると思います。

 

そして、きっと、吹きこむのは”息だけじゃない”

という発想の飛躍も、素晴らしいと思います。

 

子どもの頃、色とりどりに満ちた世界の中で、

シャボン玉という不思議で神秘的なものを

自分の一息で生み出せてしまう、という興奮、感動、夢。

 

だから吹き込むのも

きっとそういう想像力を掻き立てるような、

ある種ファンタジーを帯びたものなのだと思います。

 

だからこそ、少しのテクノロジーを加えて、

その体験を拡張して豊かにする。

いや、もっというと、

”本来あるべき、起こりうるべき現象に戻す”

といったほうが、感覚的には近いのかもしれません。

 

 

人に染み付いた原体験を刺激し、誘い、拡張する。

そういう発想で、たとえば他の遊具でも考えてみると、

(拙い絵で恐縮ですが...)

 

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うーん、ちょっとブランコのアイデア

ブランコを通じて刺激される感覚をうまく活かせていないので

ちょっと微妙かもしれませんが

(ブランコの勢いに合わせて自分の影が飛び出す、とか?)

 

こうした発想の方法を起点にしてみると、

なんだか無限に、様々な幼少期の原体験に着目しながら

チャーミングな作品ができる気がしますね。

 

もう少し、広告寄り、オトナ寄りにするなら、

 

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こういうのもいいかもしれませんね。笑