思考の補助線

徒然なるままに、思ったことを書き留めます。

【就活】OB訪問で社員を紹介してもらうための「リツイート」理論

このブログで書きたいこととは関係ないのですが...

 

就活について、いくつか思うことがあるので

数回に分けて書きたいと思います。

 

 

この時期になると、まさに真っ盛りとなる「就職活動」。

特に、若手社員の方なんかは増えますよね。OBOG訪問。

 

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※「OB訪問」とGoogle検索して一番上に出てきた画像

 

 

僕も毎年、何名もの学生さんに会ったりしますが

そこで一番厄介だなぁ、と困るシーンがあります。

 

それは、こんな場面 ↓

 

---

※ 相手は見ず知らずの学生

 

学生「本日はよろしくお願いします。」

僕「はい、よろしくね。」

 

学生「早速ですが、・・・・・」

  (用意してきた質問をさんざん投げかける

僕「それは・・・」

  (質問に延々と答える or アドバイスを贈る)

 

 

学生「とても参考になりました。ありがとうございました。

   そしてすみません、お願いがあるのですが、

 

   他の社員さんもご紹介いただけませんか?

---

 

 

これです。

他の社員紹介を求められるパターン。

本当によくある、お馴染みの光景だと思います。

 

 

OBOG訪問した相手に別の社員を紹介してもらうことで、結果、

たくさんのOBOG訪問を達成するというこの芋づる紹介方式ですが

 

就職活動においてはもはや常識となりつつこの風習に

僕は常々疑問というか、やり方ってものがあるでしょと感じています。

 

 

 

僕の思う、最もダメな社員紹介のお願いの仕方。

それは

 

「コイツの人生のダシに使われているな」

とOBOGに感じさせてしまう

 

こと。

 

 

冷静に、OBOG側の気持ちに立って考えてみます。

(というか、一般論かどうか判断つかないので、僕の気持ちですね。)

 

 

上記の会話の大半の例でいうと、

 

 

まず、見ず知らずの学生が突然、自分のところに訪ねたいと言う。

自分は毎日業務があって慌ただしい。

 

とはいっても、学生さんも人生が懸かった勝負。毎日不安と戦っている。

だからできるだけ応援したいと思うし、

学生にとっては自分が会社の顔となるわけだから、下手な対応もできない。

やるからにはこっちも本気でサポートしようと思って会う。

 

そして、いざ会ってみる。

すると、用意されたような定型文の質問をさんざん浴びせられる。

(時に、こんな質問まで考えててすごいでしょ?みたいな

 質問することが目的化してるものもあったりする)

 

僕としては、学生がなぜその質問をするに至ったのか、

つまりその子が本当は何を知りたいのかを探りながら質問に答えつつも

だいたいは学生自身もなぜその質問をしたいのか、それがどう活きるのか、

イメージしきれていないことがほとんど

 

結局、僕の方で相手の子が何を本当は知る/考えるべきで、

それに向けてどう就活を進めていくべきかをアドバイスする。

それに対して学生は感心感謝していたら、タイムリミットがくる。

 

で、例の一言が飛んでくる。

「他の社員さんもご紹介いただけませんか?」

 

 

 

そしたら、普通、

 

 

こっちの時間をとった挙句、型にはまった質問だけして

この子どんだけ自分勝手に他人を使ってるの。

おまけに軽々しく他の社員を紹介してください、って、それ、

僕の親しい同期・後輩や先輩に

同じ思いをさせろってことになるからね。

自分の大切な人たちに迷惑かけたいわけがないし、

それをわかってて紹介するだなんて、そんな

「大切な人を売る」みたいなことしたくない。

 

 

...的なこと、思いませんか?というお話。

まぁ、僕の心が狭すぎるだけって話もあるかもですが・・・。

 

 

 

これをTwitterで喩えるならば、

 

退屈なアンケートを1時間させられた挙句、

「拡散お願いします」とお願いされている

 

状況に近い気がします。

誰がしたいんだ、その拡散。みたいな。

 

 

とはいえ、社会人には色んな力学が働いてますので

しぶしぶ紹介せざるを得ない、みたいなことが、

就活における社員紹介の実情に、もしかしたら近いんじゃないかな。

 

 

そして何より困っちゃうのが、

 

「他の社員を紹介してもらえて当たり前」

と学生側が思っている

 

ということ。

 

 

そして、その諸悪の根源は

 

「学生という立場をフル活用して社会人を使い倒せ」

と雑な社会人が学生にアドバイスしている

 

ことに他ならないと思うのですが

 

 

そのメカニズムに関してはいったん置いておくにしても、

 

学生といえど、見ず知らずの他人を

自分都合で消費するのが当たり前になっている

 

という就活の風習は、

まず人としてどうなのそれ、と思ってしまうわけです。

 

 

でも、そうはいっても現実問題、

そのOBOGをたどるしか、他の社員と話のできる機会がない

というのが実情だと思います。

 

何も、他の社員を紹介してもらうことがダメとは思いません。

むしろ、じゃんじゃん紹介してもらえばいいと思います。

僕も学生の頃、多くはありませんでしたが社員紹介をしてもらっていました。

 

 

だとすると、問題は、

いかに気分よく、他の社員にも紹介したい

OBOGに思わせるか

だと思いますが

 

 

これを先ほどのTwitterで喩えるならば

 

どうすれば「自分」というコンテンツを

リツイートしたいと思わせるか

 

だと思います。

 

 

思うに、人がリツイートしたくなるためには

主に3つの力学が存在している気がしています。

 

それは

 

 

拡散希望】この問題・感動を周りに広めてください、みたいな

ソーシャル・グッド力学

 

これヤバイ(笑える、かわいい、面白い等)からみんなも見てよ、みたいな

エモーション・グッド力学

 

これをいいと思ってる・知ってる自分ってステキでしょ、みたいな

セルフ・グッド力学

 

 

の3つです。

 

普段、自分が拡散しているコンテンツも

だいたいこのどれかに当てはまることが多いのではないでしょうか。

 

 

なので、ようは、

 

OBOG訪問をする際には

3つの力学のうちどれかを与えるコミュニケーションをして

気持ちよく自分を他の社員にもリツイートしてもらおう

 

ということ。

これが、今回提唱するリツイート理論の本旨です。

 

 

たとえば

 

ソーシャル・グッド力学で言えば、

自分の生い立ちやこれまでの生き様(ストーリー)から

訪問先企業になぜ興味関心があるのかを話して

「こいつのことは応援したい!」と思わせる。

 

エモーション・グッド力学で言えば、

自分が過去・今に何を考えトライしてきたか、

未来に向け何をどうしていきたいかを話して

「こいつ面白いな!」と思わせる。

 

セルフ・グッド力学で言えば、

上記2つのような話ができていれば自然と働くものですし、

もしかしたら「ミスコン」とか「〇〇大会優勝」とか箔のつく経歴があれば

自ずと働いてしまうものかもしれません。

 

 

そうした、自分を売り込むような話がキチッとできれば

自ずと他の社員にも会わせてあげたいと思うのが人の心情です。

 

そしてその話は、何もツイート140字やES400字で収まるような

不自然にまとまった内容でなくてもいいんですよね。

 

そんなことよりも、

 

目の前の人に、誠実に、精一杯、向き合っているか

自分の魅力を、真剣に、楽しそうに、語れているか

 

の方が、何百倍も大事。

 

 

そして、それこそが、

OBOG訪問の際に多くの学生が見落としていること

だと思います。

 

 

OBOGの人たちの後ろにある会社ばかり見るのではなく、

まず相対する人ときちんとコミュニケーションすること。

 

「就活」という摩訶不思議なイベントに惑わされず、

自分を他の人に紹介してほしいなら

自分をどう見せれば紹介したいと思ってもらえるのかを

相手の立場になってふつうに考えて実践すること。

 

そういうことが一部分でも伝われば、きっと、

相手のOBOGも学生さんを応援したくなって

むしろこっちから紹介しようか?と声を掛けしたりします。

そのスパイラルこそが、すごい社員さんと出会える秘訣だとも思います。

すごい社員さんほど、面白い学生に敏感で会いたがってますからね。

 

 

**

ちなみに僕は学生の頃、自分の為とはいえど

相手のことをダシに使うようなOBOG訪問が本当に嫌で、

なので最低でも2回は会うようにしていました。

 

1回目は、就活の話は完全に蚊帳の外において

相対する相手がどんな人なのか、

それに対して自分はどういう人間なのかを語りながら

まず人と人としての関係性づくりに終始。

 

そして2回目に、就活のことで相談させてくださいと

お願いするかたちをとっていました。

 

これが正しい・正しくないはよくわかりませんけどね。

自分はこういう生き方・接し方をしたいと思ったまでです。

**

 

 

つらつらと長く書いてしまいましたが、

ようはこの記事で伝えたかったのは

 

OBOG訪問の際、

自分のことばかりに気を取られて

相手のことを忘れてませんか?

 

質問することばかりに気を取られて

自分の魅力を語ることを忘れていませんか?

 

ということでした。

 

 

拡散希望付きのアンケート型OBOG訪問、

ダメ、なるべく。

 

あくまで個人的な 意見ですけどね。